2007年12月7日金曜日

社会技術研究論文集

http://shakai-gijutsu.org/

http://www.jstage.jst.go.jp/browse/sociotechnica/-char/ja/

12月7日 恒川

タイトル:コミュニケーションツール評価手法の構築
松村憲一、西田豊明
社会技術論文集 vol2 181-190 Oct2004

http://www.jstage.jst.go.jp/article/sociotechnica/2/0/181/_pdf/-char/ja/

内容:近年インターネットの普及により、新しいタイプのコミュニティツールが形成されている。
   そうした、インターネットを介したコミュニティツールは参加者の所在地や時間を制約しない
   ことから今後のコミュニケーションツールとして重要となる可能性をもっている。
   そのコミュニティツールの評価手法も重要である。
   この論文ではその評価手法の一つとしてyanmashita & nishida が提案したSIQ「social
   intellgence quantity」の可能性について検証している。

SIQにはSIQ-personalとSIQ-collectiveがある。
前者は個人的主観からみたコミュニティの評価であり、
①情報欲求尺度
②参加意欲(行動意欲)
③主観的評価
からなる。個人が情報を「欲しい」「伝えたい」という気持ちやコミュニティツールのデザインの評価などがこれに含まれる。

後者はコミュニティ全体を評価するもので、前者よりも客観的な評価になる。
①コミュニティの活動量
②知的体系の質
からなり、コミュニティの活動状況を定量的に評価し、その会話の質も評価する。

これらのコンポーネントからなるSIQを評価することでコミュニティを評価できると述べている。