2009年7月4日土曜日

論文リンクについて

ゼミでも詳しく説明しますが、都市計画学会論文集へのリンクは、学内サーバーpkawap20を利用するようにしてください。

7.4 大和

タイトル:5K-4 景観シミュレーションのための画像処理 5K-4 Image Processing on Landscape Visual Simulation
萩野 一郎 Hagino Ichiro
北海道情報大学 Hokkaido Information University
中村 鎮雄 Nakamura Shizuo
北海道情報大学 Hokkaido Information University

http://ci.nii.ac.jp/naid/110002893499

内容:土木工事や都市計画の事前評価を視覚的に行うための手段としては、3次元化やCADを用いる方法がある。今回は景観シミュレーションの画像処理機能を向上させるために、色度による領域抽出などを考えていく。実画像を用いた景観シミュレーションでは花壇や樹木などの物体を切り出してテクスチャとして使ったりする方法があるが、樹木のように形状が複雑で、明るさも一様でない物体を手作業のみだと大変であるためカラー画像の対象物体を色と明るさ情報を利用して効果的に抽出したり除去する方法を検討する。方法としては色度図を用いることによって色を抽出していく方法が考えられる。


感想:今回の論文を読んでわかったことは、樹木などの物体を実画像をもちいて、手作業でやっていくと作業量が多いため色度図を用いることによって色を抽出していく方法は手作業でする方法よりはやくできることはこれから景観シミュレーションの作業をしていくうえでとても重要なことであると思いました。

2009年7月2日木曜日

7月2日 彭 玲茜

タイトル:中国上海市における浦东地区大規模開発事業と抑制性都市計画の役割に関する研究

主著者:沈 振江, 川上 光彦

出典:都市計画報告集、6 (4) pp.123-129 200802

キーワード:大規模開発事業、計画作成、計画審査、土地利用コントロール

実証研究内容:実態調査

対象地域:個別調査

対象地域名:上海市

http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/handle/2297/11708


内容:浦东地区は中国の「金融貿易開発地区」であり、WTO加盟後の重要な窓口となることから、経済的役割が大きく期待されている。規模開発事業によって、これらの企業、住民がほかの地区に移転した。オフィスビルの過剰開発が問題として指摘され、土地利用者の誘致が課題となった。

感想:上海を事例として、都市計画における抑制性詳細改革の位置つけとその計画作成と計画審査を考察した。抑制性詳細計画は市街地像を示すものであり、土地利用と建築の指導的な役割を果たしていると言われている。しかし、計画審査の結果からみると、修建性詳細計画が抑制性詳細計画に基づいて立てられたわけではなく、実際の開発事業に合わせて抑制性詳細計画を廃止や変更することが多くみられる。