タイトル:中国上海市における浦东地区大規模開発事業と抑制性都市計画の役割に関する研究
主著者:沈 振江, 川上 光彦
出典:都市計画報告集、6 (4) pp.123-129 200802
キーワード:大規模開発事業、計画作成、計画審査、土地利用コントロール
実証研究内容:実態調査
対象地域:個別調査
対象地域名:上海市
http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/handle/2297/11708
内容:浦东地区は中国の「金融貿易開発地区」であり、WTO加盟後の重要な窓口となることから、経済的役割が大きく期待されている。規模開発事業によって、これらの企業、住民がほかの地区に移転した。オフィスビルの過剰開発が問題として指摘され、土地利用者の誘致が課題となった。
感想:上海を事例として、都市計画における抑制性詳細改革の位置つけとその計画作成と計画審査を考察した。抑制性詳細計画は市街地像を示すものであり、土地利用と建築の指導的な役割を果たしていると言われている。しかし、計画審査の結果からみると、修建性詳細計画が抑制性詳細計画に基づいて立てられたわけではなく、実際の開発事業に合わせて抑制性詳細計画を廃止や変更することが多くみられる。
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