2009年6月29日月曜日

世界のVR研究について

 VRを用いて計画分野での適用について、かなり進んでいる。
 
 Michael Battyのグループ、ロンドン大学UCLのCASA研究センターでは、エージェントベースのシミュレーションが行われた。内容は、火災の非難シミュレーションである。Secondlifeで、それぞれのAVATARをエージェントとし、火災が発生した後、情報の伝達と避難行為をさせることである。
  
 http://www.casa.ucl.ac.uk/abm/secondlife/

 ビデオがあります。

2009年6月27日土曜日

6.27 大和

タイトル:簡易3D樹木モデルと天空光を考慮したレンダリング Simplification or a 3D Tree Model and its Rendering Taking Account of the Skylight
九山 恭扇 Maruyama Yasuo
広島工業大学 Faculty of Engineering, Hiroshima Institute of Technology
中前 栄八郎 Nakamae Eihachiro
広島工業大学 Faculty of Engineering, Hiroshima Institute of Technology
秦 学英 Qin Xueying
(株)三英技研 Sanei Co.
多田村 克己 Tadamura Katsumi
山口大学 Faculty of Engineering, Yamaguchi University


http://ci.nii.ac.jp/naid/110002781313




内容:樹木をリアルに3Dモデリング化するためには太陽の光などを考慮し、影などをつけることによってよりリアルに3Dモデリング化することができる。方法としては、多種多様な植物の3DデータベースがあるAMAPという3Dデータベースソフトを使用することが推薦されている。AMAPの3Dモデルから2D平面へ変換し、それによって太陽光からの葉の影の位置を記憶させそれによって高速であり、リアルな樹木を表現することができる。




感想:今回の論文では、樹木をリアルに3D化するというものであり、それの実現方法としてはAMAPというソフトを使用するというものであった。AMAPというソフトはこれまで聞いたことがなかったので今度AMAPについて調べてみようと思います。このソフトを用いて景観シミュレーションを用いれば見てもらう人にリアルに樹木の様子が伝わるのでその樹木に対する歴史的価値をより深く理解してもらえると考えられます。

2009年6月22日月曜日

6月22日 ほう玲茜

タイトル:伝統的建造物群保存地区制度の運用過程における実施施策の内容

主著者:小林 史彦 川上 光彦

出典:日本建築学会計画系論文集 (567) pp.87-94 20030530

キーワード:歴史的町並み保存、伝統的建造物保存地区、施策実質プロセス

実証研究内容:実態調査

対象地域:個別調査

対象地域名:金沢市

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004658323


内容:本研究では、保存対策調査を実施済の全地区を対象として、文化財保護行政の枠を超えた取組み状況に着目しながら、以下の諸点を明らかにすることを目的とする。1)、保存対策調査実施から伝建地区決定にいたる経過状況を、伝建地区制度導入の主要な段階に着目して明らかにする。2)、町並み保存の取組み上の課題と目的に関する市町村担当部局の考えをあきらかにする。3)、伝建地区制度導入の主要な段階での取組み内容に与えた影響について考察する。

感想:文化財保護行政枠を超えて地区の将来像やまちづくりビジョンを示す必要があり、多様な取組み目的の認識が進んでいる。また、保存対策調査実施時や保存計画策定時などの主要な段階にける住民参加の充実と各段階における成果を次の段階へと結び付けて行く工夫が必要であると思う。

2009年6月21日日曜日

6.21 大和

タイトル:デジタル写真測量とリアルタイムレンダリングを用いた景観シミュレーションの利活用 A Practical Use of Landscape Simulation on Digital Photogrammetry and Real-time Rendering
平岡 透 HIRAOKA Toru
東亜建設技術株式会社 Toakensetugijutu Corporation
是石 幸男 KOREISHI Yukio
東亜建設技術株式会社 Toakensetugijutu Corporation
浦浜 喜一 URAHAMA Kiichi
九州芸術工科大学画像設計学科 Faculty of Visual Communication Design, Kyushu Institute of Design


http://ci.nii.ac.jp/naid/110003689544



内容:近年、景観シミュレーションは建設をするときなどに完成後のイメージをわかりやすくし、そのシミュレーションを住民にみてもらうことによって、完成後の建造物に対しての日照権、電波妨害などについて説明することができる。また、景観の検討などに多く用いられてきている。
景観シミュレーションを必要十分に満たすためには、デジタル写真測量をすることによって、高精度の地形データを取得し、現実世界とよく似た景観シミュレーションを作成することができる。


感想:今回の論文を読んで思ったことは、デジタル写真測量を行うときに用いるカメラは高精度のものをもちいなければならなく、精度が良くないものだと高精度の地形データを取得ができないからである。景観シミュレーションのデータ作成にはたくさんの工程を必要とし、いろいろ考えながら作業を行わなければならないと思いました。景観シミュレーションで地形を作成していくことは自分の研究と大きく関係があるのでしっかりと理解していこうと思います。

2009年6月14日日曜日

074 大和

タイトル: 都市デザインにおける景観シミュレーションの利用実態 : 東京圏のまちづくり特別対策事業実施地区および地区計画決定地区を対象として A Study on Actual Condition of Townscape Simulation in City Design : Through "The Community Planning Projects" of the Ministry of Home Affairs and District Planning in Tokyo Bloc
三宅 諭 MIYAKE Satoshi
早稲田大学理工学総合研究センター Advanced Research Institute for Sci. and Eng. , Waseda Univ.
後藤 春彦 GOTO Haruhiko
早稲田大学理工学部 Faculty of Sci. and Eng. , Waseda Univ.

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004499128

内容:景観シミュレーションの導入の目的としては、視覚化することによってイメージを共有できること、見ているほうが実際にその場所を歩いているように感じられることが考えられる。また事業対策としては、建物の検討を容易にすることなどが考えられる。利用目的としては、都市計画の参考資料として景観シミュレーションが用いられる。


感想:今回の論文を読んで思ったことは、景観シミュレーションは様々な目的のために用いられるので、都市の景観を細かいところまで造ることによって見てもらう人にたくさんの情報を与えることによって良い評価が得られると考えられる。また、メディアを利用していくことによってリアルな物を造っていけると思います。

2009年6月10日水曜日

6.10 大和

タイトル:コンピュータグラフィックスによる景観シミュレーション(<特集>ITとランドスケープ) Landscape Simulation by Computer Graphics(Information Technology for Landscape Architecture)
本條 毅 HONJO Tsuyoshi
千葉大学大学院自然科学研究科

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004305515

内容:近年、コンピュータの発達により、コンピュータグラフィックスによる景観シミュレーションの方法は確実に進化してきている。今回は植物のCG化について考えていく。植物のCG化は建物などに比べてとても複雑である。これまでは植物のCG化は困難であったが、近年コンピュータの進化により、植物のCG化は可能になってきた。植物モデリングをすることによって地理情報システムを用いた森林景観計画へ応用が可能になってきた


感想:今回の論文を読んで思ったことは、植物をCG化しての地理情報システムを用いての森林景観設計をしていくことは自分の研究と大きく関わっていることより、今回の論文を理解することによって研究を進めていくことができると考えられます。また植物をCG化するときには、CG化の対象となる植物のデータをしっかりとっておくことが必要であると考えられる。CGを用いての樹木の季節の移り変わりをCGをもちいてできるようになればいいと思います。

2009年6月9日火曜日

土木学会の論文集

土木学会論文集F
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jscejf/_vols/-char/ja/
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/doboku/-char/ja/

土木計画学
http://www.jsce.or.jp/committee/ip/journal/publish.shtm

土木情報
http://committees.jsce.or.jp/cceips/journals

土木景観
http://www.jsce.or.jp/committee/lsd/index.html

6月9日 ほう玲茜

佐藤 圭二 , 石塚 悠圭 , 近藤 礼子 , 田中 美保 , 山根 育子
イギリス・デザインガイドからみた日本の歴史的町並みの保存と開発に関する研究 : (1)街並み空間配置からの検討(都市計画)

日本建築学会東海支部研究報告集 (46), 689-692 ,20080216

http://ci.nii.ac.jp/naid/110007023935


内容:本研究は、イギリスのデザインガイドの景観評価の考え方とCotswold District Councilによる景観保存のデザインコードの考え方を参考として、日本の歴史的町並みの保存の評価と開発のあり方を検討している。本論では、現在の歴史的町並みの景観を示すのが通りを広場の「囲み空間」であると考え、その実態を特に正面立面の状態から把握し、その評価をイギリス、デザインガイドとデザインコードの基準により行う。

感想:日本の歴史的町並みの特徴は「通り型」の囲み空間であり、沿道の建物の高さは街路景観に対し大きな影響を与え、基準を超えれば歴史的景観をも壊しかねないということが分かった。VRシステムを用いて被験者に体験してもらうということは、このような容易に景観を変えることができない歴史的建築物のある街の活性化にはかかせないことであり、このシステムを用いて道路工事、信号や標識の設置などいろいろなシミュレーションを重ね、住人の理解や意見を取り入れ、企業や行政だけでなく住民も参加し、街の発展に役立てることが、本当の意味での現代都市への発展につながると思う。

2009年6月8日月曜日

6月8日 大和

タイトル:町づくりのため景観シミュレーションの活用
CiNii-NII論文情報ナビゲータ
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006642586

小林 英之 , 小栗 ひとみ ,町づくりのため景観シミュレーションの活用, 造園技術報告集 (3), 138-141

内容:景観シミュレーションの技術的内容には、景観シミュレータは、立体的形状を記述する3次元データを瞬時にパースとして表示する。また、プレゼンテーションのみを目的とする場合、結果を紙に印刷したり、視点を経路に沿って移動する場合が考えられる。
モデリングの作業は、三次元におけるデータの編集は、基本的に立体的な構造物をくみ上げていくことが可能である。

感想:今回の感想としては、景観シミュレーヨンの作業をしていく上で考えていかなければならないことは、三次元データを構築していく上で、さまざまなことを考えていかなければならないと思いました。三次元データを考えるときは、プレゼンテーションのみで考える場合などによって資料の作りかたが変わってくることなどは、とても参考になりました。今回の論文は自分の研究と関係があるのでもう一度しっかりと読んでおきたいと思います