タイトル:伝統的建造物群保存地区制度の運用過程における実施施策の内容
主著者:小林 史彦 川上 光彦
出典:日本建築学会計画系論文集 (567) pp.87-94 20030530
キーワード:歴史的町並み保存、伝統的建造物保存地区、施策実質プロセス
実証研究内容:実態調査
対象地域:個別調査
対象地域名:金沢市
http://ci.nii.ac.jp/naid/110004658323
内容:本研究では、保存対策調査を実施済の全地区を対象として、文化財保護行政の枠を超えた取組み状況に着目しながら、以下の諸点を明らかにすることを目的とする。1)、保存対策調査実施から伝建地区決定にいたる経過状況を、伝建地区制度導入の主要な段階に着目して明らかにする。2)、町並み保存の取組み上の課題と目的に関する市町村担当部局の考えをあきらかにする。3)、伝建地区制度導入の主要な段階での取組み内容に与えた影響について考察する。
感想:文化財保護行政枠を超えて地区の将来像やまちづくりビジョンを示す必要があり、多様な取組み目的の認識が進んでいる。また、保存対策調査実施時や保存計画策定時などの主要な段階にける住民参加の充実と各段階における成果を次の段階へと結び付けて行く工夫が必要であると思う。
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