2009年6月9日火曜日

6月9日 ほう玲茜

佐藤 圭二 , 石塚 悠圭 , 近藤 礼子 , 田中 美保 , 山根 育子
イギリス・デザインガイドからみた日本の歴史的町並みの保存と開発に関する研究 : (1)街並み空間配置からの検討(都市計画)

日本建築学会東海支部研究報告集 (46), 689-692 ,20080216

http://ci.nii.ac.jp/naid/110007023935


内容:本研究は、イギリスのデザインガイドの景観評価の考え方とCotswold District Councilによる景観保存のデザインコードの考え方を参考として、日本の歴史的町並みの保存の評価と開発のあり方を検討している。本論では、現在の歴史的町並みの景観を示すのが通りを広場の「囲み空間」であると考え、その実態を特に正面立面の状態から把握し、その評価をイギリス、デザインガイドとデザインコードの基準により行う。

感想:日本の歴史的町並みの特徴は「通り型」の囲み空間であり、沿道の建物の高さは街路景観に対し大きな影響を与え、基準を超えれば歴史的景観をも壊しかねないということが分かった。VRシステムを用いて被験者に体験してもらうということは、このような容易に景観を変えることができない歴史的建築物のある街の活性化にはかかせないことであり、このシステムを用いて道路工事、信号や標識の設置などいろいろなシミュレーションを重ね、住人の理解や意見を取り入れ、企業や行政だけでなく住民も参加し、街の発展に役立てることが、本当の意味での現代都市への発展につながると思う。

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