2007年7月27日金曜日

西本@WEBワークショップ型システム論文の意見収集

wwwを利用したマルチメディア型まちづくり支援システムの開発(その2)~まちづくり支援システムにおけるカード式ワークショップ手法の応用~

大浦ただひろ有馬隆文

キーワード:インターネット VR 住民参加 カード式ワークショップ

■問題意識既存の掲示板だけでは意見収集が難しい⇒カードを用いたデザインゲームを応用して街づくりサイトを構成。

非同期的
>利点
・参加者全体の考えを簡便に把握する「ランキング機能」
⇒ランキングを見ることで各自の考えを知ることが出来る

・自分の意見を投票する「カード投票機能」⇒ランキングが投票に影響を及ぼすという訳ではない
⇒作られたカードの内容によって議論される内容が固定化してしまう

・他の参加者とカードについて議論する「意見交換機能」
⇒インターネットでは意見の集約は難しいが、ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が寄せられる。カードを用いることで意見を言いやすい。
意見抽出が効果的に行えることを目的とした。

■システムの評価ワークショップとインターネットでの利用を比べる
ワークショップ:
複数のカードが議論の場にあがり相対的にそれらを見比べることによって進められていく
一枚のカードを中心に議論が展開される

インターネット:
ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が多いインターネットでは幅広い意見を得られるが意見の集約が難しいということがわかった。

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VRとブログを用いた住民参加型デザイン手法の提案と評価


委員会で知識整理
VRシステムが複数回の検討会議に使用された場合に、その使用目的と、提示されたVRコンテンツの内容がどのようなものであるかを知見として整理する必要がある。またこのようなVRシステムの利用と相まって、地域の文脈やデザインコンセプト、議論の経過、現地写真、専心事例などVR空間で提示しにくい情報を時系列で共有できる機能も必要である。既往研究ではVRシステムの利用に限られている。具体的にどのような知識の整理をしたのか。。設計コンセプトや付帯資料、議事録(テキスト・画像・動画)


>必要なもの・利点
・情報の階層化
・閲覧の制限
・見易さが必要
・環境情報を使えるように

情報の階層化が可能であること
⇒途中から参加した利用者が追体験できるようにする。

関係者の立場に応じて閲覧できる情報を制御できること
⇒匿名性もなしでデータのバックアップが可能であること。


>問題点と解決方法
ブログは見づらい
⇒やりやすいものにする@VR書き込み機能の有効性の表示
デザインに直接的、間接的に関係する環境情報をより整備する必要性がある。
⇒検索できるようにする

VRはイメージとしてはわかることがあるが、きれいに作ったVRだけのイメージ検討ではその他がわかりにくい。たとえば植樹の検討の段階できれいなものがあったとしても冬になれば落葉樹として掃除が大変になるなど、画像情報以外の情報をシステムには表示する必要性がある。
実験VRに書き込みスタイルと掲示板に書き込むスタイル

西本@WEBワークショップ型システム論文の意見収集

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wwwを利用したマルチメディア型まちづくり支援システムの開発(その2)~まちづくり支援システムにおけるカード式ワークショップ手法の応用~

大浦ただひろ有馬隆文

キーワード:インターネット VR 住民参加 カード式ワークショップ

■問題意識
既存の掲示板だけでは意見収集が難しい⇒カードを用いたデザインゲームを応用して街づくりサイトを構成。

非同期的
>利点・参加者全体の考えを簡便に把握する「ランキング機能」
⇒ランキングを見ることで各自の考えを知ることが出来る

・自分の意見を投票する「カード投票機能」⇒ランキングが投票に影響を及ぼすという訳ではない
⇒作られたカードの内容によって議論される内容が固定化してしまう

・他の参加者とカードについて議論する「意見交換機能」
⇒インターネットでは意見の集約は難しいが、ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が寄せられる。カードを用いることで意見を言いやすい。

意見抽出が効果的に行えることを目的とした。

■システムの評価ワークショップとインターネットでの利用を比べる
ワークショップ:
複数のカードが議論の場にあがり相対的にそれらを見比べることによって進められていく
一枚のカードを中心に議論が展開される

インターネット:
ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が多いインターネットでは幅広い意見を得られるが意見の集約が難しいということがわかった。






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VRとブログを用いた住民参加型デザイン手法の提案と評価

福田ら2006

委員会で知識整理
VRシステムが複数回の検討会議に使用された場合に、その使用目的と、提示されたVRコンテンツの内容がどのようなものであるかを知見として整理する必要がある。またこのようなVRシステムの利用と相まって、地域の文脈やデザインコンセプト、議論の経過、現地写真、専心事例などVR空間で提示しにくい情報を時系列で共有できる機能も必要である。既往研究ではVRシステムの利用に限られている。具体的にどのような知識の整理をしたのか。。設計コンセプトや付帯資料、議事録(テキスト・画像・動画)

>必要なもの・利点
・情報の階層化
・閲覧の制限
・見易さが必要
・環境情報を使えるように

情報の階層化が可能であること
⇒途中から参加した利用者が追体験できるようにする。

関係者の立場に応じて閲覧できる情報を制御できること
⇒匿名性もなしで
データのバックアップが可能であること。

>問題点と解決方法
ブログは見づらい
⇒やりやすいものにする@VR書き込み機能の有効性の表示
デザインに直接的、間接的に関係する環境情報をより整備する必要性がある。
⇒検索できるようにする
VRはイメージとしてはわかることがあるが、きれいに作ったVRだけのイメージ検討ではその他がわかりにくい。たとえば植樹の検討の段階できれいなものがあったとしても冬になれば落葉樹として掃除が大変になるなど、画像情報以外の情報をシステムには表示する必要性がある。
実験VRに書き込みスタイルと掲示板に書き込むスタイル

2007年7月26日木曜日

7月27日学習ゼミ@オントロジー

第28回情報システム・利用技術シンポジウム2005

都市研究文献からのオントロジー抽出に関する研究 瀧澤ら

オントロジー:
対象とする世界の情報処理的モデルを構築する人が、その世界をどのように眺めたかを明示的にしたものであり、その結果得られた基本概念や概念間の関係を土台にしてモデルを記述することが出来るもの

注目される理由
①基本的な前提が暗黙で知識の再利用や共有を阻害している
②基盤となる共通の知識ベースがない
③既存の知識ベースの拡張が困難といった、従来の知識ベースの有する問題点をオントロジー工学が解決

さらにSemantic Webと呼ばれる意味を明示的に扱うことを目指した次世代のインターネット技術において、オントロジーが中核的な技術として位置づけられている。

■セマンティックWebとは
http://www.keyman.or.jp/search/keyword/30000872_1.html?vos=nkeyovtw30006741005
上位オントロジーを基にして、都市オントロジーの構築を行う。具体的には。。住宅市場の需要面、居住地移動と都市居住構造など
抽出プロセス⇒文献から重要と思われる語句を抜き出し、この段階で約550の語句を抽出



日本製のオントロジーエディタを落ちいて実際にオントロジーを構築する。トップダウン的に階層を作成し、抽出された語句のうち単純な概念から順に階層を構成していった。

まとめ都市社会地理学の文献を対象として、特に住宅需要講堂に関する文章から、重要な概念を抽出し、そのオントロジーを構築することを試みた。

より洗練されたオントロジーに改良していく予定。

2007年7月6日金曜日

7月6日西本学習ゼミ

コミュニケーションツールの分類

http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/cbuild/serial/comm/02/01.html

■カテゴリ[A]:電子メール型
 左上のカテゴリ[A]は、主にマンツーマンで行われ、しかもリアルタイムではないコミュニケーションを行うツールである。ここに入る主要なものは「電子メール」である。電子メールは複数のあて先に同時に送ることもできるが、受け手を特定するという意味では1対1(「個対個」の方が理解しやすいかもしれない)でやりとりするものといえる。また、受信側のメーラーなどの設定いかんでは、送信者が送ってすぐにメッセージが相手に届く(つまり「リアルタイム性」がある)ようにすることも可能だが、基本的には送信と受信の間にある程度の時間差があるツールである。ちなみに「FAX」もここに分類されるだろう。

■カテゴリ[B]:グループウェア型
 その下のカテゴリ[B]は、複数の人間で、リアルタイムではないコミュニケーションを行うツールが入る。情報は一定の場所に徐々に蓄積され、受信者側は必要に応じてそこにアクセスし、情報を入手するというタイプのコミュニケーションである。主要なツールとしてはグループウェアがある。また、最近は企業内でもブログを使っているところがあるが、これも蓄積型のコミュニケーション・ツールといえるだろう。ブログは一方向なものと思われがちだが、トラックバックやコメント機能により、双方向のコミュニケーションが可能だ。また、これらのツールは、情報が蓄積されたということを必要な人間に知らせるために、電子メール連携やRSSなどの機能を備えていることもある。また、カテゴリ[A]の電子メールをベースにしたメーリングリストも[B]に分類されるといえよう。

■カテゴリ[C]:電話型
 カテゴリ[C]に属する主なツールは、固定/IP電話やIM(インスタント・メッセンジャ)である。電子メール同様、相手を明確に特定してコミュニケーションを開始する。電子メールと異なるのは、メッセージのやりとりはリアルタイムであり、発したメッセージがすぐに相手に届くことである。もちろん、相手が「そのツールを使っていない」「使える状態ではない」「オンラインではない」という場合には伝わらない(発信不能の場合もある)ため、相手の状態(プレゼンス)の確認が必要になる。

■カテゴリ[D]:テレビ会議型
 カテゴリ[D]にはテレビ会議/Web会議といったツールが割り当てられるだろう。事前に取り決めた時間にシステムにログインし、ツールを介してコミュニケーションを行う。1対1でも良いが、むしろ複数のユーザー同士で行うことが多い。また、ストリーミング的な使い方も可能で、例えば全社員向けの会議をWeb会議で行えば、複数拠点にいる従業員が1カ所に集合する必要はなくなる。なお、「自分自身」をコミュニケーション・ツールと考えれば、フェイスツーフェイスのリアルな会議やセッションも実はここに入るが、前回も述べたとおり、今回の連載では対面でのコミュニケーションに関する深い議論は割愛する。

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SharedEventはカテゴリDのテレビ会議型にあてはまる。

■カテゴリ[D]:テレビ会議型の利点
 [D]に属するテレビ/Web会議では、映像により知覚的にメッセージを伝えることができ、受信者側のメッセージ理解を助けるというメリットもある。会議を記録しておくことで、複雑な機器の操作方法など、文章では表現しにくい情報を共有することもできる。

■カテゴリ[D]:テレビ会議型の問題点
 カテゴリ[D]のテレビ会議やWeb会議でのデメリットは、メンバー間での日程の調整や時間枠の予約など、事前の調整が面倒であることが挙げられる。リアルタイムにやりとりはできるが、「いますぐ○○さんと話したい」というときには少々不便である。また、画像や音声など複数メディアを扱うために、追加の機器の購入、利用前にセッティングが必要になるかもしれない。
 またカテゴリ[D]のツールは[C]同様、相手の時間を自分とのコミュニケーションのためだけにほぼ拘束してしまう。「すぐに伝わる」という利点を持つリアルタイムなコミュニケーションにおいて、メリットとデメリットはトレードオフの関係にあるわけだ。

他のカテゴリとの違いを考慮した実験内容を考える必要性がある。

恒川 建築協定と地区計画の違いについて

建築協定と地区計画の違いについて
参考「建築学会計画系論文集 1994年 建築協定と地区計画の使われ方の比較」
高見沢 邦朗

建築協定制度と地区計画制度は、一般規制を特定の地区において強化するという意味では類似の目的を持っている。
建築協定の認可地区数は1992年、全国で2116地区
地区計画決定地区数は876地区と、

石田氏は言う、「建築協定が地区計画にとって変わられると協定の持つ住民の自主性という長所を欠くおそれがある・・・」

規制を行う事項
建築協定: 敷地、建物の位置、構造、用途、形態、意匠、または建築設備に関する事項
地区整備計画: 建築物の用途、建蔽率、容積率、敷地面積、壁面位置、高さ、形態意匠、垣柵

建築協定のほうが地区計画より住民合意が難しい

恒川 論文学習 日本語

1999年 建築学会計画系論文集 第520号

「市民的まちづくり学習としての住民参加ワークショップに関する考察」
倉原 宗孝

背景:今日の住環境整備・街づくりにおいて様々なユーザの声をすくい上げつつ共同作業をすすめるWSは極めて有効。
WSは専門家には実体のある計画への、住民にとっては計画の内容や協定などの専門的な知識への学びの場である。

目的:WSにおいて「学習」という点に着目した研究

方法:8回のWS、5回の自主WSでの計25名のメンバーにWSの後アンケートを採る。

アンケート内容:
   A.参加される際、あるいは最初の印象
   B.活動を通して一番印象に残っていること
   C.ワークショップの内容・方法についての評価
   D.WSを通して、参加者自身の生活や考え方に対する変化
   E.活動を終えて

考察:整備完了後も住民の行動への行政の期待を大きくした
    個の主張を開放しつつ、そのことをWSの躍動と方向性の生成に向かわせる場としての状況がある
    WSで生まれたデザインやアイデアがどこまで設計・施工の段階で汲み取られるか等、行政内部の問題は残るものの、今回のWSは行政の意識改善のきっかけとして大きな役割を果たした。

7月6日学習ゼミ 竹内

 題名:VRとブログを用いた住民参加型デザイン手法の提案と評価
 日本建築学会第29回情報・システム・利用・技術シンポジウム2006 p103~107

 目的:デザインプロセスにおいてVRシステムが必要とされる検討内容とそれに対して作成するVRコ ンテンツの内容を明らかにし適用効果を分析

 システム:プランを作成して地域に提示するという方法ではなく協議会メンバーと一緒に会議を重ね考える方法をとっている。

 方法:実験は対象地区を香川県高松4町パティオ広場とし筆者が参加する協議会メンバーと一般市民を対象者としてVRシステムに関する内容についてアンケート調査を実施。アンケート内容は協議会メンバーと一般市民とでアンケート項目内容を区別


 協議会メンバーに対するアンケート項目:スケール感、距離感、
                          デザイン検討のうえでの有効性自について
                          自分で操作したいか。
                          まちづくり検討の場で必要か。
 
 一般市民に対するアンケート項目:VRシステムにより計画案の内容を理解できたか。
                     デザインに対して質問、意見を言いやすいシステムであるか。

                         
 結果:参加型デザインにVRシステムを使用した手法を適用することにより有効性を確認した。住民  参加型デザインの可能性をさらに高めるシステム開発を行う必要がある。

7月6日学習ゼミ 竹内

恒川 論文学習 日本語

第25回情報システム・シンポ 2002 
「VRMLを応用した不特定ユーザ間空間情報共有システムの構築」
板橋 慈、篠崎 道彦


背景:既往研究では、ビューアとインターフェイスに問題
    また、合意形成ツールであり、住民が提案できるものではない

目的:不特定多数ユーザの3次元情報共有

システムの機能・特徴:
    ・インタラクティブなVRMLファイルの設計
    ・誰もが使用しやすい設計
    ・3次元の視覚化
    ・常に新鮮な情報の共有
    ・依存しないユーザ環境
    ・インターネット接続環境で利用可能
    ・汎用性の高い設計
これらの特徴を備えたシステムを構築

ユーザが町並みの初期値データを形式にあわせて作成するだけでVRMLができる。

考察:時間を問わずに閲覧が自由であり、景観デザインシミュレーションを誰もが実行提案が可能
参加型計画支援ツールとして利用が可能