2007年12月7日金曜日
12月7日 恒川
松村憲一、西田豊明
社会技術論文集 vol2 181-190 Oct2004
http://www.jstage.jst.go.jp/article/sociotechnica/2/0/181/_pdf/-char/ja/
内容:近年インターネットの普及により、新しいタイプのコミュニティツールが形成されている。
そうした、インターネットを介したコミュニティツールは参加者の所在地や時間を制約しない
ことから今後のコミュニケーションツールとして重要となる可能性をもっている。
そのコミュニティツールの評価手法も重要である。
この論文ではその評価手法の一つとしてyanmashita & nishida が提案したSIQ「social
intellgence quantity」の可能性について検証している。
SIQにはSIQ-personalとSIQ-collectiveがある。
前者は個人的主観からみたコミュニティの評価であり、
①情報欲求尺度
②参加意欲(行動意欲)
③主観的評価
からなる。個人が情報を「欲しい」「伝えたい」という気持ちやコミュニティツールのデザインの評価などがこれに含まれる。
後者はコミュニティ全体を評価するもので、前者よりも客観的な評価になる。
①コミュニティの活動量
②知的体系の質
からなり、コミュニティの活動状況を定量的に評価し、その会話の質も評価する。
これらのコンポーネントからなるSIQを評価することでコミュニティを評価できると述べている。
2007年11月30日金曜日
11月30日学習ゼミ・竹内
日本建築学会・情報システム技術委員会シンポジウム 2004
論文リンクなし
内容:システム構築の検証の流れにおいて、システムを使用後、操作上の問題点や改善点の指摘をし
てもらい主な課題を整理した。重要もしくは改善が容易である点について、システムの修正・改善を行った。
2007年10月26日金曜日
10月26日 学習ゼミ 竹内
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jaabe/6/1/6_57/_article
Journal of Asian Architecture and Building Engineering Vol. 6 (2007) , No. 1 pp.57-64
市街化区域内で日常生活の質を改善するため抽象的ではなく、十分な計画をして公共の場(例えば、都会に住む居住者が通る、人々の余暇の間、多くの時間を過ごす広場と通りなど)を設計することは重要です。VRシミュレーションにより建設区域にした場合のイメージの把握を行った。
ポルタスサ・プロジェクトにおけるデザインと管理のための仮想現実システム・西本
Luca Caneparo*
Design Network Lab, Dipartimento di Progettazione architettonica, Politecnico di Torino, v.le Mattioli 39, I 10125 Turin, Italy
Available online 6 November 2000.
○Author Keywords
Virtual reality; Virtual prototyping; Concurrent engineering; Computer supported collaborative work; Product data model
◆概要
トリノの都心近郊の鉄道交差点のような場所でSVR(共有仮想現実)を利用
virtual realityとの違いはネット上で共有されること
協調設計において有益
◆実験
プロジェクト主体は4人、下請けは100人、草案と青写真が3500、レポートと技術仕様書10,000ページ以上使用パソコンは、およそ200
ユーザーへのインタビューは、68%がSVRを役に立つと思うと報告何らかの経験をした技術的で管理スタッフの間で76%まで上がる満足感。
◆ユーザーの指摘SVRモデルでリファレンスをつけられるデータの数が増加したので、限界は手動に文書とSVRモデルの寸法のカタログを作ることから出てきました。
2007年10月19日金曜日
アルエン市(UAE)ダウンタウン地域へのVRモデルの視覚特性の利用・西本
出典:Cities Volume 21, Issue 2, April 2004, Pages 149-158
(http://www.sciencedirect.com/)
Mostafa El Araby , and Ahmad Y. Okeil Department of Architecture, United Arab Emirates University, PO Box 17555, Al Ain, United Arab Emirates
Available online 16 March 2004.
<目的>
VRモデルを利用して、建築環境の視覚品質の調査
(ダウンタウンの買い物通り)
<既存の問題>
街路景観がよくない問題
Khalifa通りは都市に対するその重要性だけでなく
それが建物に関する都市で最も密集した地域である。
植物、景色要素、街路備品と交通の問題。
<方法>
VRモデルに変化を与える。
対象は建物の高さ・通り植物の変化
2003年、ウィーンにおいてアルエン(UAEの職員)、
プランナー、専門家、一般観衆に紹介⇒討論会
<市役所職員と都市計画部門の専門家>
経費とその利点に対する心配研究にどれくらいのコストと時間がかかったか?
他の都市地域でも作ることが出来るか?
<計画の専門家とプロの関心>
研究問題と結果を提示するためにモデルを使う能力と制約に関心
質問建築物高さと通り植物の変化の2つのみのテストにしたか?
⇒植物の高さとタイプを構築することを変えることが
通りの視覚の品質を直接強化することができたという事実に基づいている。
<研究の成果>
都市視覚化がデザイナーとプランナーにとって価値あり。
VRは都市の改善のいくつかの段階で有効
全域を対称にするにはお金と時間がかかる
2007年10月5日金曜日
10月5日 学習ゼミ・竹内
Volume 31, Issue 5, September 2007, Pages 520-534
doi:10.1016/j.compenvurbsys.2007.08.004
内容:既存研究では、wayfinding(Montello 2005)によるナビゲーションシステムにより都市環境の特性を把握、空間作業を容易に行えることを示した。本研究では、さらに、wayfindingで空間環境の読みやすさと3つの主な都市環境の特性の区別化を明確にする。また、二つの仮説を提示し、実験を行うことでwayfindingを用いた方法論を提示している。
2007年10月3日水曜日
on field use を用いた既存研究
出展;Automation in Construction Volume 16, Issue 6, September 2007, Pages 816-829
研究概要;3Dレーザースキャナによる建造物のモデリングに関する研究
システムの意義;SCRI WSにおけるレーザによる読み取りシステムを社会通念として、その発展的なシステムである本研究のシステムを効果的なものだとしている。
結果;レーザーと3Dをあわせたシステムを効果的だとし、論文のあとでその使用に関する展望や要請などを書き、システムのモデリング手法に関してもひとつの手法として確立されたことを示している。
9月28日 学習ゼミ・竹内 on field useを用いた既存研究
Volume 9, Issues 5-6, September 2000, Pages 503-514
本論文の流れを簡単にまとめると、提案・確立→(背景)→システム環境の説明→システムの目的への応用の確立→確率のために行った項目→システムの予想されるメリットのまとめ となっている。
開発までの流れとして、どんな目的のためにシステムを提供するのか、そこからより細かく、具体的にどんな目的のためにシステムの提供を行うのかについて記述されている。
本論文により、on field useの一例として、結論までの流れが読み取れる。
2007年9月20日木曜日
VRシステム開発を中心とした内容の論文レビュー(西本)
A Study on the Distributed Collaborative Architectural Design System
出典:
Journal of Asian Architecture and Building Engineering
Vol. 5 (2006) , No. 1 pp.67-74
■1.Introduction概要
>研究の目的
The aim of this research is to provide a new paradigm for a CAAD system by combining research on integrated CAAD applications with recent collaboration technologies.
〔プロジェクト参加者のCAADによる分散型協働設計の内容を統合して書き出すシステムの開発〕
CAAD (Computer-Aided Architectural Design) コンピューターによる建築デザイン
実例(コンピューターによる協働設計⇒プロジェクト参加者の統合)をCAADシステムに提供すること。
>評価方法
To this end, two different scopes of implementation are evaluated: first, global architecture and the functionality of a distributed CAAD system; and, second, the association of an architectural application to the system.
分散CAADシステムの全体的な構造と機能
システムの構造上の適用
■2.towards distributed collaboration
分散協働に関して
■3.proposed system architecture
提案されたシステム構造
■4.system implementation and experiment
システム実装と実験
様々な建築関係者に使ってもらう(試作)
■5.conclusion and discussion
結論と議論
分散ユーザーのコミュニケーションとコラボレーションを強めるためのシステムに関する論文
協働設計には何が必要なのかについて新しい協働設計の可能性
VRを用いたシステムで協働設計できるかどうかを試している。
2007年7月27日金曜日
西本@WEBワークショップ型システム論文の意見収集
wwwを利用したマルチメディア型まちづくり支援システムの開発(その2)~まちづくり支援システムにおけるカード式ワークショップ手法の応用~
大浦ただひろ有馬隆文
キーワード:インターネット VR 住民参加 カード式ワークショップ
■問題意識既存の掲示板だけでは意見収集が難しい⇒カードを用いたデザインゲームを応用して街づくりサイトを構成。
非同期的
>利点
・参加者全体の考えを簡便に把握する「ランキング機能」
⇒ランキングを見ることで各自の考えを知ることが出来る
・自分の意見を投票する「カード投票機能」⇒ランキングが投票に影響を及ぼすという訳ではない
⇒作られたカードの内容によって議論される内容が固定化してしまう
・他の参加者とカードについて議論する「意見交換機能」
⇒インターネットでは意見の集約は難しいが、ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が寄せられる。カードを用いることで意見を言いやすい。
意見抽出が効果的に行えることを目的とした。
■システムの評価ワークショップとインターネットでの利用を比べる
ワークショップ:
複数のカードが議論の場にあがり相対的にそれらを見比べることによって進められていく
一枚のカードを中心に議論が展開される
インターネット:
ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が多いインターネットでは幅広い意見を得られるが意見の集約が難しいということがわかった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
VRとブログを用いた住民参加型デザイン手法の提案と評価
委員会で知識整理
VRシステムが複数回の検討会議に使用された場合に、その使用目的と、提示されたVRコンテンツの内容がどのようなものであるかを知見として整理する必要がある。またこのようなVRシステムの利用と相まって、地域の文脈やデザインコンセプト、議論の経過、現地写真、専心事例などVR空間で提示しにくい情報を時系列で共有できる機能も必要である。既往研究ではVRシステムの利用に限られている。具体的にどのような知識の整理をしたのか。。設計コンセプトや付帯資料、議事録(テキスト・画像・動画)
>必要なもの・利点
・情報の階層化
・閲覧の制限
・見易さが必要
・環境情報を使えるように
情報の階層化が可能であること
⇒途中から参加した利用者が追体験できるようにする。
関係者の立場に応じて閲覧できる情報を制御できること
⇒匿名性もなしでデータのバックアップが可能であること。
>問題点と解決方法
ブログは見づらい
⇒やりやすいものにする@VR書き込み機能の有効性の表示
デザインに直接的、間接的に関係する環境情報をより整備する必要性がある。
⇒検索できるようにする
VRはイメージとしてはわかることがあるが、きれいに作ったVRだけのイメージ検討ではその他がわかりにくい。たとえば植樹の検討の段階できれいなものがあったとしても冬になれば落葉樹として掃除が大変になるなど、画像情報以外の情報をシステムには表示する必要性がある。
実験VRに書き込みスタイルと掲示板に書き込むスタイル
西本@WEBワークショップ型システム論文の意見収集
wwwを利用したマルチメディア型まちづくり支援システムの開発(その2)~まちづくり支援システムにおけるカード式ワークショップ手法の応用~
大浦ただひろ有馬隆文
キーワード:インターネット VR 住民参加 カード式ワークショップ
■問題意識
既存の掲示板だけでは意見収集が難しい⇒カードを用いたデザインゲームを応用して街づくりサイトを構成。
非同期的
>利点・参加者全体の考えを簡便に把握する「ランキング機能」
⇒ランキングを見ることで各自の考えを知ることが出来る
・自分の意見を投票する「カード投票機能」⇒ランキングが投票に影響を及ぼすという訳ではない
⇒作られたカードの内容によって議論される内容が固定化してしまう
・他の参加者とカードについて議論する「意見交換機能」
⇒インターネットでは意見の集約は難しいが、ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が寄せられる。カードを用いることで意見を言いやすい。
意見抽出が効果的に行えることを目的とした。
■システムの評価ワークショップとインターネットでの利用を比べる
ワークショップ:
複数のカードが議論の場にあがり相対的にそれらを見比べることによって進められていく
一枚のカードを中心に議論が展開される
インターネット:
ワークショップに比べてバラエティに富んだ意見が多いインターネットでは幅広い意見を得られるが意見の集約が難しいということがわかった。
■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■
VRとブログを用いた住民参加型デザイン手法の提案と評価
福田ら2006
委員会で知識整理
VRシステムが複数回の検討会議に使用された場合に、その使用目的と、提示されたVRコンテンツの内容がどのようなものであるかを知見として整理する必要がある。またこのようなVRシステムの利用と相まって、地域の文脈やデザインコンセプト、議論の経過、現地写真、専心事例などVR空間で提示しにくい情報を時系列で共有できる機能も必要である。既往研究ではVRシステムの利用に限られている。具体的にどのような知識の整理をしたのか。。設計コンセプトや付帯資料、議事録(テキスト・画像・動画)
>必要なもの・利点
・情報の階層化
・閲覧の制限
・見易さが必要
・環境情報を使えるように
情報の階層化が可能であること
⇒途中から参加した利用者が追体験できるようにする。
関係者の立場に応じて閲覧できる情報を制御できること
⇒匿名性もなしで
データのバックアップが可能であること。
>問題点と解決方法
ブログは見づらい
⇒やりやすいものにする@VR書き込み機能の有効性の表示
デザインに直接的、間接的に関係する環境情報をより整備する必要性がある。
⇒検索できるようにする
VRはイメージとしてはわかることがあるが、きれいに作ったVRだけのイメージ検討ではその他がわかりにくい。たとえば植樹の検討の段階できれいなものがあったとしても冬になれば落葉樹として掃除が大変になるなど、画像情報以外の情報をシステムには表示する必要性がある。
実験VRに書き込みスタイルと掲示板に書き込むスタイル
2007年7月26日木曜日
7月27日学習ゼミ@オントロジー
都市研究文献からのオントロジー抽出に関する研究 瀧澤ら
オントロジー:
対象とする世界の情報処理的モデルを構築する人が、その世界をどのように眺めたかを明示的にしたものであり、その結果得られた基本概念や概念間の関係を土台にしてモデルを記述することが出来るもの
注目される理由
①基本的な前提が暗黙で知識の再利用や共有を阻害している
②基盤となる共通の知識ベースがない
③既存の知識ベースの拡張が困難といった、従来の知識ベースの有する問題点をオントロジー工学が解決
さらにSemantic Webと呼ばれる意味を明示的に扱うことを目指した次世代のインターネット技術において、オントロジーが中核的な技術として位置づけられている。
■セマンティックWebとは
http://www.keyman.or.jp/search/keyword/30000872_1.html?vos=nkeyovtw30006741005
上位オントロジーを基にして、都市オントロジーの構築を行う。具体的には。。住宅市場の需要面、居住地移動と都市居住構造など
抽出プロセス⇒文献から重要と思われる語句を抜き出し、この段階で約550の語句を抽出
↓
日本製のオントロジーエディタを落ちいて実際にオントロジーを構築する。トップダウン的に階層を作成し、抽出された語句のうち単純な概念から順に階層を構成していった。
まとめ都市社会地理学の文献を対象として、特に住宅需要講堂に関する文章から、重要な概念を抽出し、そのオントロジーを構築することを試みた。
より洗練されたオントロジーに改良していく予定。
2007年7月6日金曜日
7月6日西本学習ゼミ
http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/cbuild/serial/comm/02/01.html
■カテゴリ[A]:電子メール型
左上のカテゴリ[A]は、主にマンツーマンで行われ、しかもリアルタイムではないコミュニケーションを行うツールである。ここに入る主要なものは「電子メール」である。電子メールは複数のあて先に同時に送ることもできるが、受け手を特定するという意味では1対1(「個対個」の方が理解しやすいかもしれない)でやりとりするものといえる。また、受信側のメーラーなどの設定いかんでは、送信者が送ってすぐにメッセージが相手に届く(つまり「リアルタイム性」がある)ようにすることも可能だが、基本的には送信と受信の間にある程度の時間差があるツールである。ちなみに「FAX」もここに分類されるだろう。
■カテゴリ[B]:グループウェア型
その下のカテゴリ[B]は、複数の人間で、リアルタイムではないコミュニケーションを行うツールが入る。情報は一定の場所に徐々に蓄積され、受信者側は必要に応じてそこにアクセスし、情報を入手するというタイプのコミュニケーションである。主要なツールとしてはグループウェアがある。また、最近は企業内でもブログを使っているところがあるが、これも蓄積型のコミュニケーション・ツールといえるだろう。ブログは一方向なものと思われがちだが、トラックバックやコメント機能により、双方向のコミュニケーションが可能だ。また、これらのツールは、情報が蓄積されたということを必要な人間に知らせるために、電子メール連携やRSSなどの機能を備えていることもある。また、カテゴリ[A]の電子メールをベースにしたメーリングリストも[B]に分類されるといえよう。
■カテゴリ[C]:電話型
カテゴリ[C]に属する主なツールは、固定/IP電話やIM(インスタント・メッセンジャ)である。電子メール同様、相手を明確に特定してコミュニケーションを開始する。電子メールと異なるのは、メッセージのやりとりはリアルタイムであり、発したメッセージがすぐに相手に届くことである。もちろん、相手が「そのツールを使っていない」「使える状態ではない」「オンラインではない」という場合には伝わらない(発信不能の場合もある)ため、相手の状態(プレゼンス)の確認が必要になる。
■カテゴリ[D]:テレビ会議型
カテゴリ[D]にはテレビ会議/Web会議といったツールが割り当てられるだろう。事前に取り決めた時間にシステムにログインし、ツールを介してコミュニケーションを行う。1対1でも良いが、むしろ複数のユーザー同士で行うことが多い。また、ストリーミング的な使い方も可能で、例えば全社員向けの会議をWeb会議で行えば、複数拠点にいる従業員が1カ所に集合する必要はなくなる。なお、「自分自身」をコミュニケーション・ツールと考えれば、フェイスツーフェイスのリアルな会議やセッションも実はここに入るが、前回も述べたとおり、今回の連載では対面でのコミュニケーションに関する深い議論は割愛する。
* * * * * * * * * * * * *
SharedEventはカテゴリDのテレビ会議型にあてはまる。
■カテゴリ[D]:テレビ会議型の利点
[D]に属するテレビ/Web会議では、映像により知覚的にメッセージを伝えることができ、受信者側のメッセージ理解を助けるというメリットもある。会議を記録しておくことで、複雑な機器の操作方法など、文章では表現しにくい情報を共有することもできる。
■カテゴリ[D]:テレビ会議型の問題点
カテゴリ[D]のテレビ会議やWeb会議でのデメリットは、メンバー間での日程の調整や時間枠の予約など、事前の調整が面倒であることが挙げられる。リアルタイムにやりとりはできるが、「いますぐ○○さんと話したい」というときには少々不便である。また、画像や音声など複数メディアを扱うために、追加の機器の購入、利用前にセッティングが必要になるかもしれない。
またカテゴリ[D]のツールは[C]同様、相手の時間を自分とのコミュニケーションのためだけにほぼ拘束してしまう。「すぐに伝わる」という利点を持つリアルタイムなコミュニケーションにおいて、メリットとデメリットはトレードオフの関係にあるわけだ。
他のカテゴリとの違いを考慮した実験内容を考える必要性がある。
恒川 建築協定と地区計画の違いについて
参考「建築学会計画系論文集 1994年 建築協定と地区計画の使われ方の比較」
高見沢 邦朗
建築協定制度と地区計画制度は、一般規制を特定の地区において強化するという意味では類似の目的を持っている。
建築協定の認可地区数は1992年、全国で2116地区
地区計画決定地区数は876地区と、
石田氏は言う、「建築協定が地区計画にとって変わられると協定の持つ住民の自主性という長所を欠くおそれがある・・・」
規制を行う事項
建築協定: 敷地、建物の位置、構造、用途、形態、意匠、または建築設備に関する事項
地区整備計画: 建築物の用途、建蔽率、容積率、敷地面積、壁面位置、高さ、形態意匠、垣柵
建築協定のほうが地区計画より住民合意が難しい
恒川 論文学習 日本語
「市民的まちづくり学習としての住民参加ワークショップに関する考察」
倉原 宗孝
背景:今日の住環境整備・街づくりにおいて様々なユーザの声をすくい上げつつ共同作業をすすめるWSは極めて有効。
WSは専門家には実体のある計画への、住民にとっては計画の内容や協定などの専門的な知識への学びの場である。
目的:WSにおいて「学習」という点に着目した研究
方法:8回のWS、5回の自主WSでの計25名のメンバーにWSの後アンケートを採る。
アンケート内容:
A.参加される際、あるいは最初の印象
B.活動を通して一番印象に残っていること
C.ワークショップの内容・方法についての評価
D.WSを通して、参加者自身の生活や考え方に対する変化
E.活動を終えて
考察:整備完了後も住民の行動への行政の期待を大きくした
個の主張を開放しつつ、そのことをWSの躍動と方向性の生成に向かわせる場としての状況がある
WSで生まれたデザインやアイデアがどこまで設計・施工の段階で汲み取られるか等、行政内部の問題は残るものの、今回のWSは行政の意識改善のきっかけとして大きな役割を果たした。
7月6日学習ゼミ 竹内
日本建築学会第29回情報・システム・利用・技術シンポジウム2006 p103~107
目的:デザインプロセスにおいてVRシステムが必要とされる検討内容とそれに対して作成するVRコ ンテンツの内容を明らかにし適用効果を分析
システム:プランを作成して地域に提示するという方法ではなく協議会メンバーと一緒に会議を重ね考える方法をとっている。
方法:実験は対象地区を香川県高松4町パティオ広場とし筆者が参加する協議会メンバーと一般市民を対象者としてVRシステムに関する内容についてアンケート調査を実施。アンケート内容は協議会メンバーと一般市民とでアンケート項目内容を区別
協議会メンバーに対するアンケート項目:スケール感、距離感、
デザイン検討のうえでの有効性自について
自分で操作したいか。
まちづくり検討の場で必要か。
一般市民に対するアンケート項目:VRシステムにより計画案の内容を理解できたか。
デザインに対して質問、意見を言いやすいシステムであるか。
結果:参加型デザインにVRシステムを使用した手法を適用することにより有効性を確認した。住民 参加型デザインの可能性をさらに高めるシステム開発を行う必要がある。
恒川 論文学習 日本語
「VRMLを応用した不特定ユーザ間空間情報共有システムの構築」
板橋 慈、篠崎 道彦
背景:既往研究では、ビューアとインターフェイスに問題
また、合意形成ツールであり、住民が提案できるものではない
目的:不特定多数ユーザの3次元情報共有
システムの機能・特徴:
・インタラクティブなVRMLファイルの設計
・誰もが使用しやすい設計
・3次元の視覚化
・常に新鮮な情報の共有
・依存しないユーザ環境
・インターネット接続環境で利用可能
・汎用性の高い設計
これらの特徴を備えたシステムを構築
ユーザが町並みの初期値データを形式にあわせて作成するだけでVRMLができる。
考察:時間を問わずに閲覧が自由であり、景観デザインシミュレーションを誰もが実行提案が可能
参加型計画支援ツールとして利用が可能
2007年6月29日金曜日
6月29日学習ゼミ・竹内
http://www.sciencedirect.com/science/journal/01692046
本論文によって、VRMLが景色視覚化のシステムとしての適用性を示されている。
2007年6月28日木曜日
6月29日西本学習ゼミ
-協調設計のための意思決定支援グループウェアに関する研究 その1-
大西康伸 両角光男ら(熊本大学大学院)
第29回情報・システム・利用・技術シンポジウム、pp.73-77、2006.12
キーワード:協調設計、グループウェア、インタラクション、意思決定、インターネット
■■ツール■■
案やアイデアの説明とそれに対する意見・質問を非同期的に行う場をweb掲示板
↓2つの問題点がある。
①登録画像とコメントの関係が不明確登録画像に対して書き込まれたテキストが、画像のどの部分を指すのかわかりにくい。画像とテキストが断絶している環境では、説明や意見・質問の入力の煩雑さを生むだけでなく、登録された情報の円滑な理解の妨げにもなる。
解決するシステム
⇒登録画像の任意位置に対してコメントを関連させる(書き込み&読み込み)
②コメントの登録・閲覧手順が煩雑目的のアクションを起こす、完了するまでの手順が煩雑である。
解決するシステム
⇒簡単に書き込み読み込みの登録閲覧が出来る
■■考察■■
画像に対するコメントの書き込み、読み込みを
画像ではなくVRMLで行えれば、より高いコミュニケーションへ。
VRをサーバーにアップする段階でオブジェクトに対してコメントを書き込めるページの
リンク(blogなど)を書き足すようにすれば、VRのコミュニケーションツールとしての利用可能性が
広がるのではないだろうか。
2007年6月22日金曜日
ニューロ情報科学のCMSベースのデータベースモジュールの開発と使用
著者:Hidetoshi Ikenoa, , , Takuto Nishiokaa, Takuya Hachidaa, Ryohei Kanzakib, Yoichi Sekib, Izumi Ohzawac and Shiro Usuid
出典:Neurocomputing Volume 70, Issues 10-12, June 2007, Pages 2122-2128 Computational Neuroscience: Trends in Research 2007, Computational Neuroscience 2006
サイエンスダイレクト
検索ワード CMS database
>内容
xoopsモジュールの開発を行い(CosmoDB、PubMed PDF)
神経科学の研究家の情報収集、分類サイトの構築に使用
サイエンスダイレクトのようなサイトを作るCMS
大澤研究室
成サイト例
学習ゼミ 6月22日・竹内
Landscape and Urban Planning Volume 77, Issues 1-2, 15 June 2006, Pages 80-93
Keywords: Virtual reality modeling language; Landscape assessment; Walk-Through simulation; Semantic differential method
目的:景色評価のためのVRMLの有効性
結論:VRMLイメージがインターネット上での景色評価のための効果的な表現として使用することができることを示した。
Blaxxun server
http://pkawap3.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/hirosaka/
2007年6月7日木曜日
6月8日・学習ゼミ・西本
所属:Design Studies Volume 27, Issue 4, Pages 423-524 (July 2006)
キーワード: 3D concept design; modelling; virtual reality; system design; design education
目的
オンライン仮想都市モデル→デザイナーの設計モデリングに使用する目的
システム概要
WEBサーバーから3Dグラフィック要素を、仮想都市モデルに配置可能。
www.sciencedirect.com
関連の業績
http://faculty.arch.usyd.edu.au/kcdc/journal/vol4/index.html
http://sucod.shef.ac.uk/sucod/papers/EPB2002.pdf
2007年6月1日金曜日
携帯(sms・mms)メールと連動したブログシステム
http://www.sciencedirect.com/
design studiesでblogで検索した論文です。
携帯のsms・mmsメールにより、ブログの投稿、閲覧ができるシステム(brain)
MTと同等のソフトであるbloxomとapachを用いて開発されている。
携帯のキャリアにとらわれず、ショートメールでブログの更新閲覧を行うことができるが、
携帯でもフルブラウザ対応やRSS利用が可能なため、ショートメール機能を使うことも少なく、
必要性は低いと考えられる。
*blogとblaxxunのシステム比較において利用の可能性あり
2007年5月31日木曜日
日本語の文献については、下記のものがあります。
http://ge.nii.ac.jp/genii/jsp/index.jsp
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
2007年5月25日金曜日
JAVAとVRML
http://www.sciencedirect.com/
この論文は、JAVAとの関係を論じました。
要点は、地形画像の表示のためのJAVAの活用です。
CODEもありますので、よい参考資料になります。
既存文献の学習
関連研究
・ 板橋らは、VRMLを応用した空間情報システムとして建物のパラメータを設定することで、都市空間シミュレーションを提案している。(「VRMLを応用した不特定ユーザ間空間情報システムの構築」pp223-227,2002)
・ 山下らが個別敷地に対して、形態規制に基づいて建築シミュレーションを行っている。
(「WEBGISとJAVA3Dを用いた建築可能空間作成システムの構築」pp133-138,2004)
・杉原によりGISを利用して都市モデルを自動生成するシステムを構築したものが見られる。(「GISベースの3次元都市モデルの自動再生システムとその活用」pp1117-1122,2003)
しかし、これらの研究は地区レベルのまちづくりの検討過程に対応して複数の検討項目をシミュレーションツールの開発としてはあまりなされていない。
本研究では
テーマ
・ 地区レベルのまちづくりの検討過程に対応して複数の検討項目をシミュレーションツールの開発
・ 住民参加支援システム
・ まちづくりルールの評価・検討
内容
・検討内容に対応した3Dデータの作成とルール検討機能の開発について検討し、住民参加支援システムを用いたまちづくりルール検討の可能性について述べられている。
・ まちづくりルールの検討課題の内容を、地区計画を参考として「敷地の共同化」「建築物のボリューム」「建築物の意匠」「その他」の4つに分けられる。
流れ
・ 各検討項目に対応してルールを組み合わせた代替案を作成→代替案を3Dデータに表示切り替えにより比較検討できるシステムの開発→システムを用いたルール検討機能可能性
知識
・ Blaxxun3DはJava Appletを利用してVRMLを表示するものである。
・ 3データの作成は3DSMAXを利用して作成しVRML方式で保存して利用する。
・ SwitchノードはVRMLのノード内に記述された複数オブジェクトのうちの一つを表示する機能を持っている。ルール検討機能の開発はBlaxxun3DとJava scriptを用いる。
2007年4月20日金曜日
学習ゼミ 英語論文
title;
Participatory design in community informatics
http://www.sciencedirect.com/
Journal/book
2007年4月13日金曜日
セカンドライフ
セカンドライフとは、欧米で急成長しているネット上の3D仮想世界です。ネット上の世界に自分の分身を作り、仮想世界を冒険したり人との交流を楽しむことができます。
セカンドライフの歩き方日本語版解説ページ
利用方法・使い方など詳細に記述されています。
■使われている技術
オブジェクト製作が出来ます。
オブジェクトにテクスチャを貼り付ける、というようなことは出来るみたいです。
スクリプトの記述を行えます
VRMLの記述ではないのでしょうか?
■感想
ダウンロードして使ってみたがまだ良くわかりません。。
しかしblaxxunのshareobjectなども超えた
様々な機能やポテンシャルを秘めているのではと感じました。
今後もっと利用してみようと考えています。