2009年12月3日木曜日

12.3 大和

タイトル:向日性による自然な枝振りのシミュレーション
金丸 直義
東北大学
高橋 清明
岩手大学
千葉 則茂
岩手大学
斎藤 伸自
東北大学

http://ci.nii.ac.jp/naid/110002880434


内容:景観シミュレーションを行っていく際、樹木の分枝パターンを考慮することによって樹木の3次元化が可能であるとされる。分枝規則は、各論文によって、多少違ってくるものの、現在の先端枝の延長線から一定の角度だけ回転させた方向に新しい枝を付加し、これを再帰的に繰り返すものであるとされる。この考え方では子枝の方向は親枝の方向に強く影響されしまうため自然な枝振りと樹幹を形成するためには、成長点の空間的位置をいかに決定すべきかが重要である。

感想:自分が現在研究している内容に近いものですが、樹木をとても細かく作成していく手法であり、時間はかかるが樹木を細部まで作成することが可能であるということが分かりました。シミュレーションを行うときに、日向性をもたせることによって枝先端の進行方向が修正されて、自然な枝振りを樹幹が形成する方法はすごいなと思いました。

12.3 大和

タイトル:街並みの景観シミュレーション(都市・建築環境の可視化(7))
安岡 善文
国立公害研究所総合解析部総合評価研究室

http://ci.nii.ac.jp/naid/110003793154

内容:景観を評価していくためには、各分野の人々の間で、具体的な環境の理想像を対象として、その良し悪し、実現の可能性を検討することが必要である。そしてそのためには、地域景観の将来像を細部まで具体的にシミュレーションしていかなければならない。景観シミュレーションを正確に行うためには現場で撮影した景観写真を用い、計算機によるデジタル画像処理をおこなうことによって臨場感のあるものを作成することができる。

感想:計算機などを用いて景観シミュレーションを行うというものであり、とても難しい内容でしたが画像処理の方法、ぼかしの効果的な利用法、視点の移動による景観の変形など景観シミュレーションを行う上での重要である作業をいくつか理解することができました。

12.3 大和

タイトル: 景観シミュレーション Visual Environment Simulation
中前 栄八郎 Nakamae Eihachiro
広島大学工学部

http://ci.nii.ac.jp/naid/110003670761

内容:3次元模型は、非常に高価で、背景までも人工的になることが避けられない。また、観察点に制約が生じ、間違いが見つかったりして変更をする際に多大なる費用と時間が必要とされる。よって、複数の候補による比較検討が難しいとされる。これに対して、CGによる手法は、後述のようにこれらの問題を解決できるだけでなく、天候の影響まで考慮することが可能であり、正確な情報を提供できるという点で3次元模型より優れている。3次元地系モデルについて、景観シミュレーション画像は、高緯度からの景観とは異なり、地上高に近い。よって、視野内の物体の遠近差が極めて大きい。よって、地形モデルを作成する際にはこれらの点を考慮しながら作成していかなければならない。


感想:地形を作成するために重要な手法が多かったと思います。3次元での地形の表現するためには多くのことを考えなければいけないんだなと思いました。今回の論文からはたくさんのことを学習できたのでこれを研究に生かしていきたいと思います。

2009年11月14日土曜日

11月14日 大和

タイトル:528 住民参加型まちづくりにおける合意形成支援のための街道景観シミュレーションシステム(都市計画)
中嶋 丈洋 , 大貝 彰 , 高柳 幸典 , 武部 康博 , 山口 華菜 , 渡辺 寿郎 , 桶野 俊介
東海支部研究報告集 (39), 793-796 ,20010210

http://ci.nii.ac.jp/naid/110006971698

内容:近年、都市計画マスタープランの策定のためには住民参加が重要である。住民参加をえるために主要な都市ではワークショップを用いての住民参加が考えられている。また、まちづくりをうまく行うために景観シミュレーションを導入されてきている。景観シミュレーションはPCでおこなうため実際に住民がお互い顔を合わせるわけではないので、言いたいことが言いやすいので意見交換をスムーズに行うことができる。VRを見てもらった人々にアンケートを行い、たくさんの意見を反映させることによって多くの改善点を発見することができる。


感想:今回の論文は、3次元化をよりよく行うためには多くの人々から意見をもらうことが重要であると思いました。今回の論文では3次元化の手法はあまり書かれてはいなかったのですが、いろいろ勉強できるとことが多かったと思いました。

2009年11月11日水曜日

11月11日 大和

タイトル:物理シミュレーションに基づく風に揺れる樹木のアニメーション(コンピュータグラフィックス)      Computer Animation of Swaying Trees Based on Physical Simulation(Computer Graphics) 赤木 康宏 AKAGI YASUHIRO 東京農工大学 Tokyo Agriculture and Technology University 佐波 晶 SANAMI SYO 東京農工大学 Tokyo Agriculture and Technology University 北嶋 克寛 KITAJIMA KATSUHIRO 東京農工大学 Tokyo Agriculture and Technology University http://ci.nii.ac.jp/naid/10016597726

内容:物理的シミュレーションによって樹木の葉の風のゆれについての景観シミュレーションを行うための方法としてはナビエ・ストークスの式などを用いて求めていく。枝の先端にいくほど風の影響をうけやすくなるため弾性係数が大きくなるため、先端になるほど回転力が大きくなる。枝のしなりをもとめる際には重力を考えないでおく。また、枝の太さも考慮しつつ弾性係数、回転力を考えていく。

感想:今回の論文は計算式が多く、シミュレーションをつくっていくためには難しいことがたくさんあると考えられる。しかし、樹木の風に対する影響を考慮することができればよりリアルに3次元化することができると考えられる。枝の太さ、葉の大きさなど考えることがとても多かったと思いました。

2009年9月25日金曜日

9月25日横山

タイトル:シミュレーション・ゲーミングによるまちづくりの支援手法の展開
著者:志村 秀明 佐藤 滋
2001年度第36回日本都市計画学会学術研究論文集 pp691-696
http://pkawap3.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/all/pdf/2001-36-116-691.pdf

内容:シミュレーション・ゲーミングによる支援手法の展開プログラムの確立を目指し、開発している支援手法を基礎に、その理論的な枠組みを設定してから、福島県二本松市武田根崎地区を対象として一連の支援手法を実験的に実施した、そして実施した一連の支援手法の、景観形成等の都市計画の改善とまちづくりのシステムの創造的構築に関する成果を確認することにより、シミュレーション・ゲーミングによる支援手法の展開プログラムについて論じることを目的としている。住民参加型の建て替えデザインゲームや景観協議シミュレーションを通して住民の個々の発想活かし、街路デザイン案の合意景観形成に関する目標空間イメージの共有化、景観協議手法の確立とデザイン協議への展開の3つに切実した。

感想:とても難解な内容で、理解はあまりできなかった。しかしシミュレーション・ゲーミングによるまちづくり支援手法の展開として、視覚認識による支援技術を用いて、抽象的な仮想空間から具体的な仮想空間へ、そして実態空間へと展開していくことができたということで、自分が現在行っている研究も仮想空間に町並みを再現するというものであり、視覚認識による支援技術の一つであると考えられるので、有用な技術の一つであると考えられる。

2009年9月24日木曜日

9月24日横山

タイトル:伝統的建造物群保存地区の選定が周辺地域における建物の外観変更に及ぼす影響に関する研究-近江八幡市八幡伝建地区周辺地域を対象として-
著者:徳勢貴彦 澤木昌典 鳴海邦碩
都市計画論文集 No.38-3 2003年10月社団法人 日本都市計画学会
http://pkawap3.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/all/pdf/2003-38-3-112-667.pdf

内容:滋賀県近江八幡市八幡伝統的建造物群保存地区の周辺地域において、八幡伝建地区選定以降に建築確認申請の提出された建物及びその住民・事業者を対象とし、周辺地域における建物の外観変更行為の実態と住民意識を把握することにより、伝建地区の選定が周辺地域に及ぼす影響を把握し、今後の周辺地域の景観形成に対する知見を得ることを目的とした研究である。研究方法は、現地での建物外観調査とアンケートによって行っている。結論としては伝建地区の周辺地域における外観変更の実態と住民意識について、周辺住民は伝建地区の存在を意識しており、建物も似せていることが判明した。今後の八幡伝建地区の景観を考えていく上での方向性としては伝建地区の景観は周辺地区の目標像となる可能性がある。

感想:今回の論文は、 伝建地区の選定における周辺地域への影響と周辺住民の意識変化について述べている。伝建地区周辺住民は、自分の地区が選ばれていないのにも関わらず、伝建地区を意識し、建造物の外観変更を行っている件数が多いことが分かり、これはまちづくりのおいて重要なことではないかと思った。寺町寺院群が伝建地区に選定されれば、その周辺住民も景観について意識をするようになり、その周辺一体が寺町の雰囲気を損なわない景観になり、より金沢の伝統的な景観を助長する効果が得られるのではないかと思った。しかしながらこのような事例はこの論文の対象地区からのみ得られた結果であるので、その地方の人々の気質等にも影響されると思うので、必ずしもこのような結果が得られるかは疑問である。

2009年7月4日土曜日

論文リンクについて

ゼミでも詳しく説明しますが、都市計画学会論文集へのリンクは、学内サーバーpkawap20を利用するようにしてください。

7.4 大和

タイトル:5K-4 景観シミュレーションのための画像処理 5K-4 Image Processing on Landscape Visual Simulation
萩野 一郎 Hagino Ichiro
北海道情報大学 Hokkaido Information University
中村 鎮雄 Nakamura Shizuo
北海道情報大学 Hokkaido Information University

http://ci.nii.ac.jp/naid/110002893499

内容:土木工事や都市計画の事前評価を視覚的に行うための手段としては、3次元化やCADを用いる方法がある。今回は景観シミュレーションの画像処理機能を向上させるために、色度による領域抽出などを考えていく。実画像を用いた景観シミュレーションでは花壇や樹木などの物体を切り出してテクスチャとして使ったりする方法があるが、樹木のように形状が複雑で、明るさも一様でない物体を手作業のみだと大変であるためカラー画像の対象物体を色と明るさ情報を利用して効果的に抽出したり除去する方法を検討する。方法としては色度図を用いることによって色を抽出していく方法が考えられる。


感想:今回の論文を読んでわかったことは、樹木などの物体を実画像をもちいて、手作業でやっていくと作業量が多いため色度図を用いることによって色を抽出していく方法は手作業でする方法よりはやくできることはこれから景観シミュレーションの作業をしていくうえでとても重要なことであると思いました。

2009年7月2日木曜日

7月2日 彭 玲茜

タイトル:中国上海市における浦东地区大規模開発事業と抑制性都市計画の役割に関する研究

主著者:沈 振江, 川上 光彦

出典:都市計画報告集、6 (4) pp.123-129 200802

キーワード:大規模開発事業、計画作成、計画審査、土地利用コントロール

実証研究内容:実態調査

対象地域:個別調査

対象地域名:上海市

http://dspace.lib.kanazawa-u.ac.jp/dspace/handle/2297/11708


内容:浦东地区は中国の「金融貿易開発地区」であり、WTO加盟後の重要な窓口となることから、経済的役割が大きく期待されている。規模開発事業によって、これらの企業、住民がほかの地区に移転した。オフィスビルの過剰開発が問題として指摘され、土地利用者の誘致が課題となった。

感想:上海を事例として、都市計画における抑制性詳細改革の位置つけとその計画作成と計画審査を考察した。抑制性詳細計画は市街地像を示すものであり、土地利用と建築の指導的な役割を果たしていると言われている。しかし、計画審査の結果からみると、修建性詳細計画が抑制性詳細計画に基づいて立てられたわけではなく、実際の開発事業に合わせて抑制性詳細計画を廃止や変更することが多くみられる。

2009年6月29日月曜日

世界のVR研究について

 VRを用いて計画分野での適用について、かなり進んでいる。
 
 Michael Battyのグループ、ロンドン大学UCLのCASA研究センターでは、エージェントベースのシミュレーションが行われた。内容は、火災の非難シミュレーションである。Secondlifeで、それぞれのAVATARをエージェントとし、火災が発生した後、情報の伝達と避難行為をさせることである。
  
 http://www.casa.ucl.ac.uk/abm/secondlife/

 ビデオがあります。

2009年6月27日土曜日

6.27 大和

タイトル:簡易3D樹木モデルと天空光を考慮したレンダリング Simplification or a 3D Tree Model and its Rendering Taking Account of the Skylight
九山 恭扇 Maruyama Yasuo
広島工業大学 Faculty of Engineering, Hiroshima Institute of Technology
中前 栄八郎 Nakamae Eihachiro
広島工業大学 Faculty of Engineering, Hiroshima Institute of Technology
秦 学英 Qin Xueying
(株)三英技研 Sanei Co.
多田村 克己 Tadamura Katsumi
山口大学 Faculty of Engineering, Yamaguchi University


http://ci.nii.ac.jp/naid/110002781313




内容:樹木をリアルに3Dモデリング化するためには太陽の光などを考慮し、影などをつけることによってよりリアルに3Dモデリング化することができる。方法としては、多種多様な植物の3DデータベースがあるAMAPという3Dデータベースソフトを使用することが推薦されている。AMAPの3Dモデルから2D平面へ変換し、それによって太陽光からの葉の影の位置を記憶させそれによって高速であり、リアルな樹木を表現することができる。




感想:今回の論文では、樹木をリアルに3D化するというものであり、それの実現方法としてはAMAPというソフトを使用するというものであった。AMAPというソフトはこれまで聞いたことがなかったので今度AMAPについて調べてみようと思います。このソフトを用いて景観シミュレーションを用いれば見てもらう人にリアルに樹木の様子が伝わるのでその樹木に対する歴史的価値をより深く理解してもらえると考えられます。

2009年6月22日月曜日

6月22日 ほう玲茜

タイトル:伝統的建造物群保存地区制度の運用過程における実施施策の内容

主著者:小林 史彦 川上 光彦

出典:日本建築学会計画系論文集 (567) pp.87-94 20030530

キーワード:歴史的町並み保存、伝統的建造物保存地区、施策実質プロセス

実証研究内容:実態調査

対象地域:個別調査

対象地域名:金沢市

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004658323


内容:本研究では、保存対策調査を実施済の全地区を対象として、文化財保護行政の枠を超えた取組み状況に着目しながら、以下の諸点を明らかにすることを目的とする。1)、保存対策調査実施から伝建地区決定にいたる経過状況を、伝建地区制度導入の主要な段階に着目して明らかにする。2)、町並み保存の取組み上の課題と目的に関する市町村担当部局の考えをあきらかにする。3)、伝建地区制度導入の主要な段階での取組み内容に与えた影響について考察する。

感想:文化財保護行政枠を超えて地区の将来像やまちづくりビジョンを示す必要があり、多様な取組み目的の認識が進んでいる。また、保存対策調査実施時や保存計画策定時などの主要な段階にける住民参加の充実と各段階における成果を次の段階へと結び付けて行く工夫が必要であると思う。

2009年6月21日日曜日

6.21 大和

タイトル:デジタル写真測量とリアルタイムレンダリングを用いた景観シミュレーションの利活用 A Practical Use of Landscape Simulation on Digital Photogrammetry and Real-time Rendering
平岡 透 HIRAOKA Toru
東亜建設技術株式会社 Toakensetugijutu Corporation
是石 幸男 KOREISHI Yukio
東亜建設技術株式会社 Toakensetugijutu Corporation
浦浜 喜一 URAHAMA Kiichi
九州芸術工科大学画像設計学科 Faculty of Visual Communication Design, Kyushu Institute of Design


http://ci.nii.ac.jp/naid/110003689544



内容:近年、景観シミュレーションは建設をするときなどに完成後のイメージをわかりやすくし、そのシミュレーションを住民にみてもらうことによって、完成後の建造物に対しての日照権、電波妨害などについて説明することができる。また、景観の検討などに多く用いられてきている。
景観シミュレーションを必要十分に満たすためには、デジタル写真測量をすることによって、高精度の地形データを取得し、現実世界とよく似た景観シミュレーションを作成することができる。


感想:今回の論文を読んで思ったことは、デジタル写真測量を行うときに用いるカメラは高精度のものをもちいなければならなく、精度が良くないものだと高精度の地形データを取得ができないからである。景観シミュレーションのデータ作成にはたくさんの工程を必要とし、いろいろ考えながら作業を行わなければならないと思いました。景観シミュレーションで地形を作成していくことは自分の研究と大きく関係があるのでしっかりと理解していこうと思います。

2009年6月14日日曜日

074 大和

タイトル: 都市デザインにおける景観シミュレーションの利用実態 : 東京圏のまちづくり特別対策事業実施地区および地区計画決定地区を対象として A Study on Actual Condition of Townscape Simulation in City Design : Through "The Community Planning Projects" of the Ministry of Home Affairs and District Planning in Tokyo Bloc
三宅 諭 MIYAKE Satoshi
早稲田大学理工学総合研究センター Advanced Research Institute for Sci. and Eng. , Waseda Univ.
後藤 春彦 GOTO Haruhiko
早稲田大学理工学部 Faculty of Sci. and Eng. , Waseda Univ.

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004499128

内容:景観シミュレーションの導入の目的としては、視覚化することによってイメージを共有できること、見ているほうが実際にその場所を歩いているように感じられることが考えられる。また事業対策としては、建物の検討を容易にすることなどが考えられる。利用目的としては、都市計画の参考資料として景観シミュレーションが用いられる。


感想:今回の論文を読んで思ったことは、景観シミュレーションは様々な目的のために用いられるので、都市の景観を細かいところまで造ることによって見てもらう人にたくさんの情報を与えることによって良い評価が得られると考えられる。また、メディアを利用していくことによってリアルな物を造っていけると思います。

2009年6月10日水曜日

6.10 大和

タイトル:コンピュータグラフィックスによる景観シミュレーション(<特集>ITとランドスケープ) Landscape Simulation by Computer Graphics(Information Technology for Landscape Architecture)
本條 毅 HONJO Tsuyoshi
千葉大学大学院自然科学研究科

http://ci.nii.ac.jp/naid/110004305515

内容:近年、コンピュータの発達により、コンピュータグラフィックスによる景観シミュレーションの方法は確実に進化してきている。今回は植物のCG化について考えていく。植物のCG化は建物などに比べてとても複雑である。これまでは植物のCG化は困難であったが、近年コンピュータの進化により、植物のCG化は可能になってきた。植物モデリングをすることによって地理情報システムを用いた森林景観計画へ応用が可能になってきた


感想:今回の論文を読んで思ったことは、植物をCG化しての地理情報システムを用いての森林景観設計をしていくことは自分の研究と大きく関わっていることより、今回の論文を理解することによって研究を進めていくことができると考えられます。また植物をCG化するときには、CG化の対象となる植物のデータをしっかりとっておくことが必要であると考えられる。CGを用いての樹木の季節の移り変わりをCGをもちいてできるようになればいいと思います。

2009年6月9日火曜日

土木学会の論文集

土木学会論文集F
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/jscejf/_vols/-char/ja/
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/doboku/-char/ja/

土木計画学
http://www.jsce.or.jp/committee/ip/journal/publish.shtm

土木情報
http://committees.jsce.or.jp/cceips/journals

土木景観
http://www.jsce.or.jp/committee/lsd/index.html

6月9日 ほう玲茜

佐藤 圭二 , 石塚 悠圭 , 近藤 礼子 , 田中 美保 , 山根 育子
イギリス・デザインガイドからみた日本の歴史的町並みの保存と開発に関する研究 : (1)街並み空間配置からの検討(都市計画)

日本建築学会東海支部研究報告集 (46), 689-692 ,20080216

http://ci.nii.ac.jp/naid/110007023935


内容:本研究は、イギリスのデザインガイドの景観評価の考え方とCotswold District Councilによる景観保存のデザインコードの考え方を参考として、日本の歴史的町並みの保存の評価と開発のあり方を検討している。本論では、現在の歴史的町並みの景観を示すのが通りを広場の「囲み空間」であると考え、その実態を特に正面立面の状態から把握し、その評価をイギリス、デザインガイドとデザインコードの基準により行う。

感想:日本の歴史的町並みの特徴は「通り型」の囲み空間であり、沿道の建物の高さは街路景観に対し大きな影響を与え、基準を超えれば歴史的景観をも壊しかねないということが分かった。VRシステムを用いて被験者に体験してもらうということは、このような容易に景観を変えることができない歴史的建築物のある街の活性化にはかかせないことであり、このシステムを用いて道路工事、信号や標識の設置などいろいろなシミュレーションを重ね、住人の理解や意見を取り入れ、企業や行政だけでなく住民も参加し、街の発展に役立てることが、本当の意味での現代都市への発展につながると思う。

2009年6月8日月曜日

6月8日 大和

タイトル:町づくりのため景観シミュレーションの活用
CiNii-NII論文情報ナビゲータ
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006642586

小林 英之 , 小栗 ひとみ ,町づくりのため景観シミュレーションの活用, 造園技術報告集 (3), 138-141

内容:景観シミュレーションの技術的内容には、景観シミュレータは、立体的形状を記述する3次元データを瞬時にパースとして表示する。また、プレゼンテーションのみを目的とする場合、結果を紙に印刷したり、視点を経路に沿って移動する場合が考えられる。
モデリングの作業は、三次元におけるデータの編集は、基本的に立体的な構造物をくみ上げていくことが可能である。

感想:今回の感想としては、景観シミュレーヨンの作業をしていく上で考えていかなければならないことは、三次元データを構築していく上で、さまざまなことを考えていかなければならないと思いました。三次元データを考えるときは、プレゼンテーションのみで考える場合などによって資料の作りかたが変わってくることなどは、とても参考になりました。今回の論文は自分の研究と関係があるのでもう一度しっかりと読んでおきたいと思います

2009年5月27日水曜日

5月27日横山直

タイトル:VRを用いた歴史的建築物をランドマークにもつ街路空間の景観評価手法 -中国西安市の      南大街における沿道建物高さシミュレーション-
張 天翺・佐藤誠治・姫野由香・小林祐司・金 貴
(社)日本都市計画学会 都市計画論文集 No. 40―1 2005年 4月
http://pkawap20.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/all/pdf/2005-40-1-8-69.pdf

内容:伝統的街並み景観を有する中国西安市では、伝統的な建築と新しい建築の共存、そして個性に富んだ歴史的な景観を壊さず、現代都市へと発展させるかが非常に重要な課題となっており、著者らは西安市で最も地価が高く建物の床需要が大きい南大街を研究対象とし、その繁華性を考慮し、街路景観の構成要素として<沿道建物>に着目した。そしてSD法を用い、対象歴史的建築物との距離とその沿道建物の高さの変化により生じる被験者の街路景観に対する印象変化と、その評価構造を明らかにする。

感想:
沿道の建物の高さは街路景観に対し大きな影響を与え、基準を超えれば歴史的景観をも壊しかねないということが分かった。VRシステムを用いて被験者に体験してもらうということは、このような容易に景観を変えることができない歴史的建築物のある街の活性化にはかかせないことであり、このシステムを用いて道路工事、信号や標識の設置などいろいろなシミュレーションを重ね、住人の理解や意見を取り入れ、企業や行政だけでなく住民も参加し、街の発展に役立てることが、本当の意味での現代都市への発展につながると思う。

2009年5月26日火曜日

5月26日 大和

タイトル:景観シミュレーション
山田 学、景観シミュレーション、都市計画、138号、40-45、1985

論文リンクなし

内容:コンピュータ・グラフィックスの特徴の第一は、物体などのモデルとそれらの表現法が独立であることである。CADシステムはモデルと表現法が独立しているためモデルが物体の形状などをデジタルで表現し、表現法でデジタルモデルをデータとして透視図などを作成していると考えられる。


感想:今回の論文を読むことによって理解できたことは景観シミュレーションをするためのモデルをCG化するためには表現法と独立法を分けて考え、それによってデータをCG化していくことが重要であると考えられる。また、水などの流体や建造物の固体などは表現する方法が違うためしっかりと学習していかなければならないと思いました。

2009年5月19日火曜日

5月19日 横山(直)

タイトル:台東区における寺町の道路と街区と寺院の歴史的変遷に関する研究
     -台東区全域と谷中・浅草を事例に-
北岡 勝江・宮脇 勝
(社)日本都市計画学会 都市計画論文集 No.43-2 2008年 10月

http://pkawap20.ce.t.kanazawa-u.ac.jp/~urbanplan/all/pdf/2008-43-2-1-1.pdf

内容:
 江戸東京の歴史的な寺町として、台東区を取り上げ、約350年間の道路と街区と寺院の変遷に着目し、その歴史的特性を地図上に表現し分析する。
 その分析の結果、道路の履歴性、街区の履歴性、寺院の履歴性、台東区の寺町の景観を創り出した土地利用特性を明らかにすることができた。
感想:今回、私が研究する場所とは異なるが、自分も金沢の寺町の歴史的変遷について興味がわいた。

5/19  大和 

タイトル:景観シミュレーションの方法論

内容:景観シミュレーションの方法論としては、近年、技術論だけではなく都市デザインの計画論として議論されることが多くなってきた。ここで対象とされるものは、コンピュータ・グラフィックスを中心としたデジタル情報による景観シミュレーションに限定されると考えられる。

参考点:これから景観シミュレーションを考えていく上で都市デザインのことをしっかりと考えていかなければならない。